これからお話する事は、小さな頃から霊感体質だった私が、大人になってから体験した話です。

決して怖がらせようとしてお話をするのではなく、私の体験をふまえて、こういう事には気をつけて欲しい、こうした方が良いと思う、という事をお伝えしたいのです。

 

これまでのお話

自己紹介に書けなかった「霊感体質」について

霊感体質の私が体験した話とお伝えしたい事①

霊感体質の私が体験した話とお伝えしたい事②

にも書いているのですが、私は見たり感じたりするだけで、お祓いをしたり除霊をしたりはできません。

さらには見える時と見えない時に波があり、ある日突然、見える力が高まったり、ピタッと見えなくなったり、とても中途半端な力なんです。

 

そんな私が体験してきた、数あるお話の中でも、自分の中で1番怖かった・気づきの多かった体験についてお話をさせて頂きます。

 

携帯を通じて知らされた亡くなった方の「念」

夫と結婚する前、ドライブをしていた時、途中でバイクと車が衝突したと見られる事故がありました。

 

事故が起きて間もなかった為、道路は渋滞し、私たちが通りがかった時、これからケガをした人が救急車に乗せられるというところ。

 

しかも私たちが乗った車が渋滞により止まった場所は、ケガをした人を運んでいる様子がよく見える場所で、私はずっと目を伏せていました。

 

夫が「あの少年…動いてなかった。なんでこんなに若くしてこんな事故に合わないといけないんだろう…」とその時、つぶやいていたのですが、バイクに乗った高校生の男の子がこの事故で亡くなった事を、後日、新聞で知りました。

 

この事故を目撃して1週間くらい経った時、夫が頭痛と腹痛を訴えるようになり、「何かが憑いている」と言い出したんです。

 

夫に霊感はなかったのですが、私といる事でだんだん感覚が研ぎ澄まされてきて、寄せやすい体質になってしまい、「何かいる」とか「あの場所から何かを連れてきた」とか、だいたいの事がなんとなくわかるようになっていました。

 

ただ私にはその時、悪さをするような霊は見えなかったし、基本、体調が悪いのは霊が憑いたからとか、霊が悪さをしているからではなく、体調が悪くなったり疲れたりして、体が弱っているところに霊が寄ってくると私は思っていたので、夫を病院に連れて行きました。

 

検査結果に異常はなく、疲労とストレスと判断され、ゆっくり休むようお医者様から言われたのですが、夫は「疲れてもいないしストレスも溜まっていない!」と、原因のわからない体の不調に、少しイラだっていました。

 

夫を病院に連れて行った日の夜、私は夢を見ました。

 

あの、私たちが目撃した事故により亡くなってしまった少年が、私たち夫婦を影からじーっと見つめ、私に何かを言いたそうにしている、という夢でした。

 

私は目覚めて直感で思いました。

 

「あの男の子」がいる、と。

 

夫は職業柄、亡くなった方に関わる事が多い為、いろいろな方(霊)を家に連れて帰ってきていました。

 

ちょっと思いが強そうだなとか、あまり一緒にいて良くないなと感じる霊がいる時、お祓いなどができれば良いのですが、私にはそんな力はないので、いつも夫の背中に粗塩をパッパッとかけて、手で背中を叩くようにしてバシバシ払う、という事をしていました。

 

しかし、夢で見た男の子が夫のそばにいるんだ、という事はわかったものの、私にはその姿が見えず、何をどうしたら良いのかわかりませんでした。

 

 

体調が思わしくないまま、夫が仕事で1週間、他県に行く事になったのですが、この時にちょっとゾッとする事が起きます。

 

夫が他県にいる間、朝の「おはよう」「体調はどう?」「おやすみ」のメール(この時、まだ折りたたみの携帯が主体でした)を欠かさずやりとりし、夫の様子を確認していたのですが、4日目の朝にピタッと何もメールが来なくなり、電話も留守電にすぐつながり、連絡が取れなくなりました。

 

結局、夜には連絡がとれ、理由を聞くと早朝からの仕事で携帯を水没させてしまい、電源が入らない状態だったようで、仕事が終わってから近くの携帯ショップで修理の手続きを行い、代わりの携帯を借りてきたとの事。

 

夫は物をすごく大切にする人なので、携帯を水没した事にとても違和感を感じていたのですが、夫が他県に行って7日目の夜、いつもならメールも電話も来ない夜中の12時過ぎに私の携帯が鳴りました。

 

出てみると、夫が元気のない弱々しい声で

「あっ…こんな時間に電話してごめん…。あのさ…なんか知らないけど、急に携帯の中のスケジュール確認したくなって、ずーっと代わりの携帯のスケジュール欄を見てたんだけどさ…来年の4月11日に「死」って入ってるんだよね…。」と。

 

正直、ゾッとして鳥肌が立ちました。

 

夫は電話とメールとカメラ以外の機能を使わない人で、スケジュールも紙とペンで管理するような人だったので、いろいろな事がなんで⁈につながり、「漢字?ひらがな?なんでスケジュールなんか見たの?携帯に登録してないじゃん!」と慌てて聞く私に夫は

 

「うん…漢字一文字。スケジュールは何も登録してないんだけど、なんか見たくなって見てたんだ…。俺もしかして来年どうにかなっちゃうのかな…」と悲しそうに言いました。

 

夫の、か細く弱々しい声を聞いたのは初めてだったので、本当にそのスケジュール通りになったらどうしよう…と怖くなり、翌日は早めに帰ってくるよう言いました。

 

夫が帰ってきてすぐ、代わりの携帯のスケジュールをみてみると、ずーっと空白が続いていく中に、やっぱり翌年の4月11日のところに「死」の文字が。

 

前に使っていた人のデータ?とも思ったのですが、この時すでに私は携帯ショップに勤めていたので、代わりの携帯を出すにあたって、個人情が流出しないように

・返却されたらまずお客様に目の前で携帯をリセットして頂く

・リセット完了後、お客様に代わりの携帯からデータが消えたか確認してもらう

・機械につないでさらにリセットする

・その後、貸し出す前にも念のため、データのチェックと手動リセット

という、リセットづくしの工程(今、違っているかもしれませんが…)があるので、それは考えにくいと思いました。

 

代わりの携帯をお借りした携帯ショップが、その工程のどこかを怠っていたとしても、こんなピンポイントでスケジュール1つが残るか⁈という疑問もありました。

 

とにかく夫にこの携帯は持たせていられないと思い、代わりの携帯は私が預かり、夫には中のSIMカードを差し替えた古い携帯を持たせました。

 

もう自分の力ではどうしようもできないと思った私は、夫と携帯をお祓いしてもらおうと決め、どこかそういった所はないか友達に相談し、すすめられた所に電話予約をして5日後の夕方にお祓いしてもらう事になりました。

 

その間に、携帯ショップから修理が完了したと連絡があったのですが、急な出張の為、すぐに取りに行けないので…と受け取りに行く期間を少し長めに頂く事にしました。

 

そしてお祓い当日。

そこはごく普通のアパートで、伺った時に奥様が出迎えてくださり

「車の音する前に、近づいてくるのがわかりましたよ。うー、寒い。鳥肌たっちゃった。電話で聞いた通り、いるね。

その子は恐らく事故だわね…頭の右半分が見えないの。さぁ入って!お話しましょ。」

とリビングに通されました。

 

リビングには御住職様のような旦那様が座っていて、お茶を頂きながら、いつからこうなったとか、電話では話していない詳細についてを説明しました。

 

ここは奥様に霊感があり、どんな霊がいて、何を望んでいて、どのくらいの強さかを旦那様に伝え、旦那様がお祓いをするというスタイルだったのですが、携帯のスケジュールに関しては、「正直、携帯にまで霊が…っていうのは初めてなので、我々も手は尽くしますがちょっと…」と自信なさげに言われ、大丈夫かよ…と不安を感じました。

 

ところが、その後、奥様が私に「あなたもこれまで彼に憑いているもの、見えてたでしょ?今も誰がいるかわかっているわよね。」と聞かれ、本物かもしれないと確信しました。

 

私は霊が見えるとか、夫に憑いている人を夢で見たとか、そういった話はしていなかったからです。

 

そして、旦那様の指示で奥様が携帯ショップから借りた代わりの携帯を手にとり

 

「今、携帯に怖いメールが届くから霊の仕業じゃないかっていうお電話を頂いたり、携帯を持ってこられる事が時々あるんだけど、私は霊の仕業じゃないから、そういうのは警察を頼ってくださいって案内してるの。

ただ、これはちょっと…本物だわね。

でもこのスケジュールの意味は、この日にあなたの旦那様に何かあるという訳でもなく、今、旦那様に憑いている男の子に関係がある訳でもない、全く別物なの。」と言いました。

 

どういう事か聞いてみると、息子さんを亡くしたお母様が、息子さんの携帯に入っているデータを残したくて、自分の携帯にデータを移し、それが回りに回って、代わりの携帯に「念」として移ってきたと。

 

その子が、夫に親しみを感じるのと同時に、夫に気づいて欲しいという思いで、自分が亡くなった日(4月11日)を教えたという事でした…。

 

こんなテレビや本で見るような、作り話のような事が実際あるのかと、話を聞いて驚きました。

 

いずれにせよ、強い弱い関係なく、亡くなった人を寄せているのは良いことではないとの事で、夫とその携帯を祓ってもらう事になったのですが、祓った後も、この携帯は使ってはいけないと忠告を受けました。

 

使ってはいけないと言われても、携帯ショップのなんだけど…どうしよう…と思っている間にお祓い開始。

 

祭壇?に携帯を置き、夫がその前に座らせられ、夫のすぐ後ろには奥様が座り、旦那様がお経を唱え始めると、奥様が夫の背中を両手で押しながら、強めに息を吹きかけ、この繰り返しが約20分間続きました。

 

その間、私は少し離れた所にいたのですが、終盤に近づくに連れて、どんどん左腕が痛くなり、すごく怒った女性が私に憑いた事がわかりました。

 

普段、霊を見る事はあっても、自分に憑いた霊は意外と「憑いた」という事しかわからず、具体的にどんな霊かわからないのですが、この時ばかりはハッキリわかりました。

 

私は強めの霊がいると、なぜか左腕が痛くなるのですが、この時はすごく痛くて、右手で左腕をギューッと掴んで耐えていました。

 

本当はすぐにでも「何か私に憑いたんですけど!」と声をかけたいくらいだったのですが、空気的にそういう訳にもいかず…

お祓いが終わったら、きっと奥様が気づいてくれる!そしたら祓ってもらおう!と思って、夫のお祓いが終わるのを待ちました。

 

お祓いが終わり、夫はスッキリした様子で、頭痛や腹痛も治り、ニコニコしていました。

そして「最後に聞きたいんですけど、妻には何も憑いていませんか?」と私が聞く前に夫が奥様に聞いてくれて、奥様が私をじ〜っと見つめ

「うん!いない。大丈夫。」

 

まさかの返答に、えーっ!いるいるいるいる!ここにいるでしょ!と心の中で叫び、わかってもらえずショックを受けていたところに

 

「私たちは莫大な金額の請求はしませんから。今回は1回でとれましたので、2万円で結構です。」と奥様にニコッと微笑まれました。

 

初めてのお祓いだったので、相場がわからず、高っけぇー!と正直、思いました。笑

でもあとから10万円や50万円のところもあると知り合いから聞いて、まぁ良心的だったのかなと思うようにしました。

 

問題は、私に憑いたすごく怒っている女性。

 

夫に相談しようと思ったのですが、せっかく祓ってもらってスッキリしたところに申し訳ないなと思って、言いませんでした。

 

そして不運な事に、この日の夜から夫はまた翌日からの他県での仕事に備える為、家を留守にする事に…。

 

この日の夜に案の定、身の危険を感じるほどの恐怖体験をしました。

 

 

すごく怒った女性が、私のすぐ後ろにピッタリとくっついていて、何をするにもどこに行くにも監視され、塩も効かず、寒気と震えが止まりませんでした。

 

特に怖かったのが寝る時です。

 

私は霊に慣れ始めた高校生の時から、霊を怖いと感じた事がほとんどなかったのですが、初めて寝る事が怖いと思い、電気をつけたまま、布団にもぐって震えていました。

 

電気をつけていても、布団にもぐっていても、布団1枚挟んで怒っている女性の顔があるのは気配でわかっていました。

 

寒気と震えと冷や汗が止まらず、早く朝になれ!朝になれ!と心で祈り、結局、一睡もできないまま朝を迎えました。

 

朝になっても女性はいる。

そしてやっぱり怒っている。

 

とにかく左腕や肩が、今まで感じた事のない痛さで、その痛みがどうしても取れずそのまま仕事に行きました。

 

一睡もせずにそのまま仕事に行ったので、お祓いに行った日の夜から、夫に連絡をしておらず、私を心配して連絡してきた夫に、理由を話しました。

 

夫は「また祓ってもらいに行こう」と言ったのですが、お祓いに行ったら今いる女性をもっと怒らせるのではないか、さらに別なものが憑いたらどうしようと思うと、お祓いに行く気にはなりませんでした。

 

しかし、日が経つに連れて、私にピッタリとくっついていた女性が、だんだんと私と距離を置いていくようになり、怒りも前より静まっている気がしました。

 

それでも後ろからずっと見られていたし、左肩の痛みもあったのですが、女性が私に憑いて1週間目の夜、買い物をする為にスーパーに寄ると、駐車場で優しそうな男性に道を聞かれました。

 

その男性に聞かれた場所は、よく知っている所だったので、道を説明していると、私に憑いていた女性がヒュン!とその男性に移っていきました。

 

思わず私は「あっ!」と声をあげてしまったのですが、その瞬間にビックリするくらいハッキリと、左肩の痛みが引いていくのがわかりました。

 

私よりも、その男性の方が気に入ったようです。

 

ただ、私に道を聞いた事で女性の霊をもらってしまった男性には、本当に申し訳なくて、心の中で「ごめんなさいごめんなさい…」と謝罪するしかありませんでした。

 

私、昔からよく道を聞かれたり、お店の商品がどこにあるかを聞かれたり、本当によく人に話しかけられるんです。

 

その時に、その人に憑いている霊をもらってしまう事はあっても、自分に憑いたものが誰かに移ってしまう、という経験はなかったので、思わず「あっ!」と声をあげてしまいました。

 

結局、私に憑いていた怒りに満ちた女性は、私に道を聞いてきた男性と一緒に去って行きました。

 

微笑みながら。

 

 

最後に、夫が他県の携帯ショップから借りていた、代わりの携帯についてなのですが、何もなかったフリをして、そのままお返しするという方法もあったかもしれませんが、祓ってもらったとはいえ、また誰かに「念」が移ってしまっては気の毒なので、お返ししませんでした。

 

紛失してしまったと嘘をつき、夫が他県に仕事に行った際に、携帯ショップには1万ちょっとの弁償金を支払って、処分しました。

 

正直、とても痛い出費でしたが、これであの携帯に入っていた「念」が誰かに行く事はないと思います。

 

大人になってからは、とにかくたくさんの体験をしましたが、この体験を上回るものはないと思うので、これで終わりにします。

 

最後にお伝えしたい事

【①】

興味本位で事故現場や、心霊スポットに行くのは、例え昼間でも止めた方がいいと思います。

怖いな…嫌だな…可哀想だな…と思う気持ちの「隙」に入られてしまう事があるし、面白半分で行く事も、その場で静かに過ごしている霊を怒らせる事につながります。

 

ただ、どうしてもその場を通らないといけない場合などは、心の中で「私は何もできません!」と、寄られたところで何もしてあげられないよ、と言う気持ちを示すと良いと思います。

大人になってからの私は、どんどん言葉が汚くなって「来るなよ!」とか「あっち行ってよほんとに!」と心の中でいつも叫んで、ちょっとピンチの時は車の中で「あーっ‼︎」と大声を出したりします。笑

ちょっと変な方法ですが、大声を出すって結構、追い払う効果あります。

 

【②】

私は携帯やパソコンを通じて、霊が念を送る事があると思った事がありませんでした。

ただ、妹がパソコンで心霊スポットの動画を見ていた時に、動画とは関係ない女の人の顔がアップで映って、電源が切れるという事があったり、今回のように「念」が回りに回って「思い」として現れる事を目の当たりにして、やっぱり興味本位でスマホやパソコンで怖い動画や写真などは、見ない方が良いと思いました。

 

むしろ「見たい」という衝動にかられる時は「呼ばれている」と思った方が良いかもしれません。

 

【③】

もし、お祓いをする事があったら、事前に料金は確認しましょうね。笑

初めてお祓いをお願いした私は、もう助けてほしい一心で、料金を確認しませんでしたし、当日、想像以上の金額を言われてビックリしてしまいました。

しかも私の場合「1回のお祓いでとれた」から2万円で済んだものの、これが数回続く事になったら…と考えると、ある意味ゾッとします。笑

 

また、本当に親身になって自分の為に話を聞いてお祓いしてくれる気持ちがあるか、会話の中でよく見極めてください。

ただ脅すような事を言ったり、高額な金額を提示してきたりする場合は、一呼吸おいて、本当に依頼するべきかをよく考えた方が良いと思います。

 

【④】

この体験があった後、お祓いや除霊でお仕事をされている方と出会い、この体験を話した時に、忠告を受けた事があります。

それは「お祓いを受ける人だけ部屋に入ること」です。

 

お祓いをする事で、その人に憑いた霊だけではなく、周りにいる、祓われる予定ではなかった霊が「なぜ私まで!」と怒りの感情を持つらしいんです。

 

私は夫と一緒の部屋でお祓いの様子を見ている場合じゃなかったんですね。

まさに怒りの感情むき出しの霊に寄られましたから…。

 

みなさんも、お祓いの場面では対象の方のみでお願いし、対象でない方はその場を離れた方が良いかもしれません。

 

【⑤】

これは霊的な事だけではなく、全ての事において言えると思うのですが、1人では抱え込まない事が大事です。

怖いと感じたり、自分では抱えきれないと思ったら、誰かを頼ってください。

 

私に霊感がある事は、ずっと妹以外には言わないでいました。

話したって理解されない、変な人だと思われる、と思っていたからです。

でも、誰にも理解されないだろうと決めつけて抱え込むのって、時として辛くて、自分を追い詰めてしまうんですよね。

 

理解してくれる人はきっといます。

助けてくれる人もきっといます。

 

「ただ見えるだけ」の私がお伝えする事なので、もしかしたら何の参考にもならなかったかもしれませんが、今回お話した体験から私がみなさんにお伝えしたい事は以上です。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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