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旬のホヤは栄養豊富!生産量トップの宮城県からホヤのさばき方とおススメの食べ方を伝えたい☆

私

皆さん「ホヤ」お好きですか?

 

私が住む宮城県はホヤの生産量が全国トップで「ほや祭り」が開催されたり、養殖業が盛んな女川という地域では「女川ほや本」というホヤの生態やレシピ、お土産、ホヤが食べられるお店などの情報が書いてある本まであります。

 

ホヤの見た目や形から、ホヤは「海のパイナップル」なんて可愛い愛称で呼ばれる事もありますが正直、見た目は決して可愛くはないですよね。

 

味も最初は塩味から、だんだん酸味と苦味と甘味が口の中に広がっていき…噛めば噛むほどいろいろな味がするからなんとも不思議です。

 

見た目も味も不思議なホヤ。生産量が全国トップの宮城県民が言うのもなんですが、宮城県民、みんながホヤ好きか?と言われるとそうでもない。

 

むしろ私の周りは

グロい。

見た目がムリ。

美味しさがわからない。

と、ホヤを苦手としている人が多いです。

 

今は宮城県のホヤが大好きな私ですが、10年前はホヤが嫌いでした。

 

「旬の新鮮なホヤ」を食べるまでは。

 

そんなホヤ嫌いを克服した私が、宮城県のホヤの魅力と美味しい食べ方をご紹介します。

宮城県のホヤの旬は「藤の花が咲く頃(5月〜)」?

私の住む地域では「ホヤは藤の花が咲く頃が旬だ」と昔から言われており

5月〜8月がホヤの旬であり、その中でも6月から7月が旬のピークとされています。

ホヤは「五味」といわれる味覚の基本要素がすべて揃った珍しい食材と言われており、甘味・塩味・酸味・苦味・旨味を一度に感じることができます

 

ホヤの甘味も栄養も増すのがこの時期で、体づくりに必要なビタミンやミネラル、亜鉛、ガンを抑える効果が期待されているグリコーゲンなどが豊富に含まれています。

旬だろうが旬じゃなかろうが、ホヤなら味はどれも一緒じゃないの?

と思うかもしれませんが、旬を迎えた新鮮なホヤは甘味・塩味・酸味・苦味・旨味のバランスが絶妙なんです。

 

私は旬を逃し鮮度の落ちたホヤを食べて10年程、ホヤを嫌いになった時期がありましたが、その後に旬を迎えた新鮮なホヤを食べて大好きになり今に至ります。

 

今年の夏は、ぜひ宮城県の旬で美味しいホヤを食べて暑さに負けない体づくりをして欲しいです。

美味しいホヤの見分け方

美味しいホヤが食べたいけれど、お店でどうやって見極めればいいの?

ホヤの身に関しては、ホヤがそれほど好きではない人もパッと見てわかるくらいわかりやすいです。

【新鮮なホヤ】

・鮮やかなオレンジ色でみずみずしくツヤがある

・まさに「海」を感じるような香り

【鮮度の落ちたホヤ】

・ツヤのない黄色

・香りほぼなし

ホヤの身に関しては見極めは割と簡単なのですが、問題は皮(赤いゴツゴツ)つきで購入する時です。

 

その場でさばいて中の身を見ることができないので選ぶのが難しいと思いますが、皮つきのホヤを購入する時は

濃い赤色で皮がパンパンに張った太ったホヤが美味しいです。

鮮度が落ちてくると、絶妙な甘味・塩味・酸味・苦味・旨味のバランスが崩れ始めて苦味が強くなっていき、全ての味が薄れ…なんだこのよくわからない味は?となってしまいます。

 

そして鮮度が落ちたホヤの皮はプヨプヨと柔らかくなり、しぼんできます。

 

美味しいホヤの見分け方をまとめると

・皮つきのホヤは「濃い赤」「皮の張り」「パンパン」に注目すべし
・身は「鮮やかなオレンジ色」「ツヤツヤ」が美味しい

ホヤは不思議なことに獲れた場所(海)によっても味が違うので、ぜひこれから旬を迎える新鮮で美味しい宮城県のホヤを食べて、不思議な味を楽しんで頂きたいです。

家でのホヤのさばき方

まず、さばく前にホヤの「+」と「−」を確認するのですが、電池でもあるまい「+」と「−」ってなんだよって感じですよね。

 

ホヤの赤いゴツゴツした部分の先をよく見てみると、ハッキリと「+」の形をしている部分があり、その近くに「−」の形をしたゴツゴツもあります。

この「+」の部分がプランクトンや海水を取り込む入水孔で、「−」の部分が排泄物が出る出水孔になっているのです。

 

1.赤い突起の先が「+」になっている部分を根元から包丁で切り落とし、ホヤの中の水を出します。

ホヤの中から出てくる水は、「ホヤ水」と呼ばれ、本当にホヤのうま味を味わいたい方は、ボールなどの入れ物に「ホヤ水」をとっておいてください。

 

身をさばいた後に、その「ホヤ水」をつけて食べるのですが、お腹の調子が悪い時などは、ホヤ水に含まれるバクテリアなどの衛生面が心配なので、ホヤ水にはつけずに食べる事をオススメします。

 

2.今度は「−」部分を同じように根元から切り落とし、茶色い排泄物を取り出します。

排泄物は身を開いた時にちゃんと取れば良いので、ここでは細かく取る必要はありません。

 

3.「−」の出水孔を上にした状態で、「−」の出水孔から下の付け根まで下向きに包丁を入れ、開きます。

 

4.オレンジ色の身を、指で皮から剥がし、ちょっとついている赤い孔の部分を切り落とし、さらに出てきた排泄物を取り除きます。

身は、それほど力を入れずに簡単に剥がれます。私は排泄物を取り除く時、水道水で流しながら綺麗にします。

 

せっかくの海の香りと塩味が流れると思うかもしれませんが、私は「美味しく・安全に」食べたいので、そうしています。

 

それでも十分、新鮮なホヤのうま味は感じられます。

 

5.身の部分に、茶色い肝のようなものがついているのですが、我が家はこの部分の好き嫌いが分かれていて、切り落とす事が多いです。

この茶色い肝のようなものも、食べられるのですが、ちょっと苦味というかクセがあります。

 

夫と義父はこの肝のようなものが好きなのですが、私は苦味が強いホヤよりも、甘く感じるホヤの方が好きなので、切り落としています。

 

身だけで販売されているものも美味しいのですが、私はやはり、皮のついたホヤをさばいて、本当に新鮮なものをぜひ1度は食べて頂きたいです。

ホヤは意外と抵カロリー

女性にこそホヤを苦手としている方が多いかもしれませんが、ホヤはなんと女性に嬉しい低カロリーで100gあたり約30kcalだそうです。

 

ホヤの食べ方はいろいろありますが、カロリーを抑えながらホヤを食べたいという方は、さばいてすぐ味付けなしのホヤそのもを食べて頂くのが良いかもしれません。

☆ホヤの美味しい食べ方☆

そのまま生で食べても美味しいホヤですが、私は朝起きてすぐにでも食べたいと思うくらい「蒸しホヤ」が大好きです。

 

ホヤが苦手な人でも蒸しホヤなら食べられるかもしれないと思うほど、クセが抜けて美味しくなります。

やめられなくなる「蒸しホヤ」

【準備するもの】
・ホヤ
・お酒
・水
・鍋

【作り方】
1.「+」と「−」の突起をどちらも切り落とし中のホヤ水と排泄物を流したら、付け根を下にした状態で、真ん中から半分に包丁で切ります。

 

2.半分に切ったホヤは皮と身をはがさず、排泄物と中の肝だけを取り除き、少し水を入れた鍋に皮つきのまま入れます。

蒸す程度なので、水はホヤがひたひたになるほど入れる必要はなく、少量でOKです。

 

3.強火で蒸して、湯気が出てきたら、鍋の中にお酒を適度に振り入れ、中火にして2〜3分程さらに蒸します。

 

4.ホヤがクルンと丸まってきたら完成です☆皮から身を剥がして食べてください☆

できれば作ってすぐの美味しさを食べてみてください。もし食べきれない時は、約1ヶ月間、冷凍保存もできます。

 

私は冷凍保存しておいて、何回かに分けて食べていますが、冷凍すると作りたてよりも海の香りはなくなりますが、甘味やうま味はしっかり保たれています。

定番レシピおいしい「ホヤ酢」

我が家では蒸しホヤよりも、サッパリしていて簡単に作る事ができる「ホヤ酢」を作る事が多いのですが、暑い夏こそ食べたくなります。

 

【準備するもの】
・ホヤ
・酢(私はリンゴ酢か米酢のどちらかを使っています)
・大葉
・キュウリ

【作り方】
1.ホヤに添えるキュウリは、薄く切って塩でもんで水気をとり、大葉は千切りにしておきます。

 

2.ホヤをさばいたら、食べやすい大きさに切り分け、酢であえた後にキュウリと大葉を添えて出来上がりです。

 

半日経つと、ちょっと苦味を強く感じる事があるので、作ったらできるだけ早めに食べてくださいね!

苦味のあるホヤは「バター醤油味」にする

ある程度、美味しいホヤを見分ける事ができても、いざ食べてみると苦味が強いホヤもあります。

 

そんな時は、大人も子供も大好きな味「バター醤油」がおススメです。

 

【準備するもの】
・ホヤ
・バター
・醤油

【作り方】
1.フライパンに殻をむいて、身を一口サイズに切ったホヤを並べます。

 

2.バターを適量、小分けに切り分けたら、フライパンに並べたホヤの上にパラパラと置きます。

 

3.フタをして蒸しホヤ状態にして、バターが溶け始めたら菜箸でホヤにバターを絡めながら炒めます。

 

4.最後に醤油を回しがけて、味を整えるのですが、バター強めの方が美味しいです。

 

これを作る時は、バターと醤油の分量を適当にしているのですが、この「バター+醤油」の組み合わせは最強で、ホヤの食べ方や味付けにうるさい父に「絶品だ」と言わせた味です。

 

苦味を感じるホヤではなくても、ぜひお試しください。

手抜きで美味しい「ポン酢ホヤ」

こちらもサッパリしていながら、ポン酢のうま味とホヤの甘味のコラボレーションが絶妙な一品です。

 

【準備するもの】
・ホヤ
・ポン酢
・大葉(お好みで)

【作り方】
1.大葉は千切りにし、ホヤはさばいて食べやすい大きさに切り、お皿に盛ります。

 

2.切ったホヤの上に大葉をトッピングし、上からポン酢をかけて完成です。

 

ポン酢は何にでも合うと思うのですが、ホヤにもピッタリで、ポン酢の酸っぱさとホヤの甘味がたまらなく美味しいです。
ホヤ臭さも軽減されます。

 

ポン酢も美味しいのですが、ノンオイルの青じそドレッシングをかけて食べるのもすごく美味しいです☆

お店で食べられるホヤ料理・ホヤたまごのガチャにも注目

家庭で捌いて味つけして食べるホヤも美味しいのですが、今、ホヤをたくさんの人に知ってもらう為にお店側も様々な努力をされています。

↑例えば、左側のホヤを細かく切ってピリ辛に味をつけたものや、右側のホヤの中にたまごを入れた「ホヤたまご」など。

 

なんとこのホヤたまご、ついにはカプセル販売機がJR仙台駅2階の「駅弁屋 祭」に設置され販売されています。

ガチャは子供だけではなく大人でもテンションが上がってしまいます☆

 

また、暑い時期にぴったりなホヤの冷やし中華やホヤラーメン、ホヤうどんなどもあります↓

ぜひご家庭でもお店でもホヤを味わってもらいたいです。

ホヤの歴史は長く今もいろいろな形で愛されている

ホヤを見るたびに思うのが、最初にホヤを発見した人はよくそれを食べてみよう!と思ったなーという事。

 

調べてみると、ホヤは平安時代前期から親しまれた食材で、我ら宮城県民が誇る仙台藩主「伊達政宗」もホヤが好きだったようで、正月料理にホヤのお吸い物が出されていたそうです。

 

そして、約120年前に宮城県気仙沼市唐桑町で養殖が始まり、現在に至るのですが、最初にあの赤いゴツゴツした物体を食べた人ってチャレンジャーだと思いませんか?

 

でもそれがあったからこそ、私達が今こうして美味しいホヤを口にする事ができているんですよね。

日本中で活躍「ホヤぼーや」

ホヤの養殖が盛んな事で有名な気仙沼市といえば、「海の子ホヤぼーや」という観光PRキャラクターも有名です。

 

「海の子ホヤぼーや」は平成19年7月に観光キャラクターとして登場し、気仙沼の観光PRのため、市内はもちろん日本中で日々活躍しています。

 

気仙沼市で行われるイベントなどに、ホヤぼーやが遊びに来ている事があるので、このコロナ禍が落ち着いたら新鮮なホヤを食べに&ホヤぼーやに会いに、ぜひみなさんも宮城県気仙沼市に足を運んでみてください。

ホヤドル萌江ちゃんの歌にも注目

いしのまき観光大使であり、地元・宮城の特産品である「ホヤ」のおいしさを全国・全世界へと発信してくれている、シンガーソングライターの萌江ちゃん。

 

ホヤのアイドル“ホヤドル”として宮城県に元気を与えてくれています。

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宮城県内でイベントが行われる際に、萌江ちゃんが遊びに来ている事もあるので、このコロナ禍が落ち着いたらぜひ、萌江ちゃんの元気な人柄と歌に触れてみてください。

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