
わたし今日、算数ができなくて学校で泣いたの。
もう算数なんてやりたくない!ひっ算、大嫌い!!
最近、小2の娘は「くり下がりのある引き算のひっ算」を学校で習ったのですが、わけがわからず間違いを繰り返し、ノートに✖️をいっぱい書かれた事にショックを受けた様子。
ひっ算の問題に限らず、ほぼ毎日、宿題の時になると機嫌が悪くなる娘にイラ立つ事もありますが、

どうしたら、「くり下がりのある引き算のひっ算」をもっと気楽に楽しくできるのかな…。
と考え、思いついた2つの方法が
これを実践した翌日、学校から帰ってきた娘に「算数のひっ算どうだった?」と聞いたところ

えっ?算数?
よゆうよゆう(余裕、余裕)。
前日に、算数のくり下がりのある引き算のひっ算ができないと泣いた子とは思えない変わり様でした。
子供によっては違う方法で教えた方が良い場合や、学校によっては教わり方に違いがあるかもしれませんが、我が家の小2娘に効果のあった方法をご紹介します。

※娘が通う学校でのやり方で計算していきます。

まずこっち側にある数字は一の位の数字と呼びます。
5から7は引けるかな?

お菓子が5個しかないのに7個ちょうだいって事でしょ?
無理。5から7は引けない。

そうそう!正解!
(基本ちょいちょい褒める)

次にこっち側にある数字は十の位の数字と呼びます。
この十の位の上にある数字は、なんと!一の位で引き算ができなくて困った時、10をプレゼントする事ができます!

「ねぇねぇ、十の位さん。こっちに10くれない?」
「いいよ!シャッ(斜線を引く)」
「ありがとう!10をもらっちゃった♪」
「10をあげたから私は1つ数字が減って3になったわ。」

よーし!もらった10と、こっちの5で合体だ!
シャキーン!これで15になってパワーアップ☆

これで引き算ができるようになりました。
15から7は引けますか?

引ける。えっと…(指で)15、14、13…だから8かな?

(指使うんかい!まぁいいや)そう!正解!やるじゃん!
んじゃここに8って書いて☆

次はこっち。3から2は引けますか?

引ける。簡単やん。1だよ。

じゃぁ、ここに1って書いて。

ジャーン!完成☆
45−27の答えは18でした!
よくできました☆
こんな感じで効果音とセリフをつけて、教えてみました。
娘が混乱しないように、現在の算数の教科書とノートのとりかたを見て、現在のやり方にそって教えてみたものの、心の中では

【心の声②】指を使って計算するのかい!1年生で習った「さくらんぼ計算」はどうした!

とまぁ言いたい事はあったのですが、今は娘を混乱させずに、くり下がりのあるひっ算の苦手意識を無くし、できる!と自信をつけさせることに専念しました。
効果音とセリフをつけて、ひっ算の仕組みを説明したあと、宿題で出されたくり下がりのある引き算のひっ算10問を、実践したのですが
まず1問目→私が解いてみせる
2問目→娘に解いてみてもらう
3問目→私が解いてみせる
4問目→娘に解いてみてもらう
これを繰り返し行い、まずは慣れるまで子供の苦手な事に一緒に取り組み、子供が負担に思うことを減らせたらいいなと思いました。
なんだかんだで「解き方を見せたあとすぐに実践してもらう」、これが1番効果があったように思います。
そして、問題が解けるようになった娘にも話したのですが、「算数ノートにひっ算を書く時はスペースに余裕をもつ」!
娘の算数ノートを見た時、答えとくり下がりの表記が近すぎて、どこに何を足して何を引けば良いのかがわからなくなっているのでは?と感じました。
スペースに余裕を持って書くことを教えてからは、問題も解きやすくなったようで、効果音とセリフで教えた解き方で間違うことなく、スムーズに解けていました。

どうしてこの問題が難しいと感じるのかしら?
と疑問に思ったり、子供が問題を解けない事にイライラしてしまう事もあると思いますが、
「確かに難しいよね」
「小学2年生でこんなに難しい問題を頑張って勉強してるんだね」
と共感し、子供の「わからない」に寄り添ってあげてください。

そんな事を言いつつ、私も時々、わからなくてグダグダになる娘に、寄り添うどころか叱ってしまうんですがね。(反省)
くり下がりのある引き算が、スラスラとできるようになった娘は、今では

今日の宿題、くり下がりないやつかよ!
せっかく、くり下がりのひっ算やりたい気分だったのに。
と調子にのっていますが、苦手だ出来ないと泣いて騒がれて宿題が全く進まなくてお互いにイライラしていた時よりも、だいぶラクになりました。
もし、お子さんが「くり下がりのある引き算のひっ算ができない」と悩んでいたら、ぜひ効果音やセリフをつけて説明し、解き方を教えながらお子さんと一緒に問題を解いてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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