- 猫が寒いのに布団に入らないの。大丈夫なのかな?
- 猫が寒いって感じる温度やサインも知りたいなー。
そんな声にお答えするため、この記事では「猫が寒くても布団に入らない理由」と「猫が寒さを感じる温度やサイン」についてご紹介します。
猫が寒くても布団に入ってこない理由として、考えられるのは
- 猫は快適な居場所を自分で選んで過ごすから
- 猫はそれほど寒いと思っていないから
この2つ*です。*ねこのきもち参照
わたしが約13年間、一緒にいる飼い猫も寒い冬でも布団に入らず、わたしの上や枕元、お気に入りの毛布の上で寝ています。
子供の頃に飼っていた猫たちは、みーんな布団の中で寝ていたのに。
つまり、猫によっては「寒さをしのげて快適だと感じる場所が布団の中とは限らない」からなんですよね。
それでも、猫が体を丸めて寝ていたり、耳が冷たいなどの「寒いよサイン」が見られた場合は、室温を上げたり猫が温まれるアイテムを用意してあげてください。
「猫にとっての適温」や「寒い時のサイン」について、もう少し知りたいという人は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。
猫が布団に入らない⁈猫にとって部屋が適温なら問題なし
猫の年齢や筋肉量などにより、「猫が寒いと感じる温度」や「適温」の基準が猫ごとに違います。
雑誌やサイトで紹介されている適温も様々で、「猫をよく観察して決める」のが良いとも言われています。
わたしは今13歳の飼い猫が1歳半だった時、「猫は寒くなったら布団に入ってくるだろう」と思って、電気代をケチって部屋の適温なんて考えていませんでした。
ところが、飼い猫がまさかの「寒くても布団に入らないタイプ」だったため、軽症ですが猫を胃腸炎にしてしまいました。
それからは猫用コタツを用意して、猫の様子をよく見ながらエアコンで温度調節をしてきましたが、その時に感じたのが
「猫の適温」🟰「人間の赤ちゃんが快適な温度・湿度」
この範囲で保つのが良いということです。
わたしの地域の保健師さんいわく、赤ちゃんが快適に感じる温度と湿度は
【湿度】50%〜60%前後
と言われていて、あとは暑そう・寒そうなど赤ちゃんの様子を見ながら、服やエアコンで調整していくのが良いとの事。
それを踏まえて、快適な温度と湿度を保つため、部屋に湿温度計をおいています。
湿温度計はデジタルのものが多いのですが、わたしは快適温度・湿度が確認しやすいアナログを使っています。
飼い猫が軽度の胃腸炎になってから、10年以上が経ちますが、部屋の湿度と温度、そして猫の様子に気をつけながら過ごしている今、病気する事がなくなりました。
そして相変わらず寒い冬も布団に入ってきませんが、わたしの上に乗ったりお気に入りの毛布で寝たり、元気に過ごしています。
猫が寒い時の「サイン」とは
猫が快適に過ごしやすい温度(18℃〜28℃)と湿度(50%〜60%前後)でも、
- 耳が冷たい
- 体をブルブル震わせている
- 尻尾を巻きつけるようにして頭を体にうずめて丸く小さくなって寝る
- 毛を逆立てて体を膨らませている
- 水を飲まなくなる
- 毛布などから離れない
上記のような様子が見られる場合は、室温を上げたり、加湿して湿度を上げるなど、調整が必要になります。
加湿器の上に猫が座ったりオシッコをしたりする場合は、濡れタオルを干すなどして加湿するのがおすすめです。
(我が家の体験談)
ちなみにうちの猫は、朝方の寒くなる時に、わたしの顔に猫パンチをして石油ストーブの前で「ニャー(つけろ)‼︎」と鳴いて寒いアピールをします。
13歳のベテラン猫ともなると、寒いよサインが容赦ないです。
多頭飼いで寒さの感じ方が猫によって違う場合はどうする?
猫の年齢や筋肉量などにより、寒さの感じ方が違うので、多頭飼いの場合は例えば
- 日光が当たる場所をつくる
- こたつなど暖がとれる場所をつくる
- 冷たい床に直接触れずに眠れる場所をつくる
など、猫それぞれが自分で暖かい場所を選べるようにするのが良いです。
猫が布団に入らなくても温まることができるアイテム
冬の寒い時期、布団に入らない猫のために快適な温度を1日中、保っていくのは金銭面(電気代)も大変です。
そこで、寒い時に布団に入らなくても猫が温まることができるアイテムを、2つご紹介します。
*ご紹介するアイテムに限らず、暖めることで脱水症状を起こすこともあるので、お水はすぐに飲めるところに置いてあげてください。
猫・犬用の遠赤外線こたつセット
- 布団+マット+こたつセット
- 上も中も暖かい
- 掛け布団にワイヤーが入っているので入り口を作れる(必要なければワイヤーは取り外し可能)
- イタズラ防止のためコード全体が金属チューブでカバーされている
- 省エネ設計で1日(8時間)つけても約3.9円
届いたその日からすぐに使えるセットで、猫がこたつの上に乗って温まるも良し、中に入って温まるも良し、猫が好みや気分に合わせて使えるアイテムです。
多頭飼いや、猫ちゃんとわんちゃんを一緒に飼っている人にもおすすめです。
ペット用ホットベッド(オールシーズン対応)
- キューブ型ハウスにもオープンベッドにもなる2wayタイプ
- ヒーターマットを取り外せばオールシーズン使用可能
- 底面に滑り止め加工
- 消し忘れ防止のタイマー(30分/45分/60分)付き
- 低消費電力で暖房費が節約できる
体がすっぽり包まれるのが好きな猫ちゃんにはキューブ型ハウス、そうではない猫ちゃんにはオープンベッド型、どちらにしてもヒーターマット(USB)が使えるアイテムです。
ヒーターマットを外せば、これ1つでオールシーズン使えるので、いろいろ揃えずに済むのが便利です。
「猫が寒いのに布団に入らない」まとめ
猫が寒いのに布団に入らないと心配になりますが、猫にとって快適に過ごしやすい温度(18℃〜28℃)と湿度(50%〜60%前後)であれば、布団に入ってこなくても心配する必要はありません。
それでも、猫の年齢や筋肉量などにより、寒さの感じ方も違うので、
- 耳が冷たい
- あまり水を飲まない
など猫が出す「寒いよサイン」がないか、様子をよく見てあげてください。
1日中、エアコンや暖房器具などで室内を猫の快適温度に保つのが難しい時は、猫用のこたつやヒーターマットのベッドなどを用意してあげると、電気代の節約にもなります。
寒い冬の時期、飼い主さんも猫も快適に、心穏やかに過ごせますように。
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