妊娠17週頃(5ヶ月)から、検診で超音波検査をするたびに聞こえる先生の
右上。(赤ちゃんの頭の位置)
それからも4週間おきの検診のたびに
右上。(21週)
左上。(25週)
右上。(29週)
そしてついに妊娠29週と4日の時に「逆子」だと告げられる。
33週過ぎると子宮内が狭くなって頭が固定され始めるけど、
32週ぐらいまではクルクル動いて頭の位置が変わるから。
妊娠後期(8ヶ月)になって逆子と告げられ、33週までに治らなかったらどうしようと不安になりました。
2週間後の検診までになんとか逆子を直せればと思い、逆子に効果的だと言われる「逆子体操」「お灸」「語りかけ」「温め」を実行してみました。
逆子(骨盤位)になる確率とは
よく「逆子」と言われる子宮内での赤ちゃんの状態は、1番重い頭を下に向けた「頭位」という状態で子宮内に落ち着くのではなく、赤ちゃんが下半身を子宮口側に向けている姿勢のことを言います。
※「逆子」は医学用語では骨盤位(こつばんい)と言うそうです。
私が通う産婦人科の先生のお話によると、逆子になる確率は
・妊娠中期(27週未満)での逆子の割合は全妊娠の20%~30%
(このほとんどが分娩時には頭位になる)
・妊娠後期(37週時点)での逆子の割合は全分娩の約3%
(分娩時までに頭位になる確率6〜7%)
との事で、赤ちゃんが子宮内をクルクル動き回れる間は普通に起こり得る事だと。
ただ、逆子のまま出産を迎えるとなった場合、赤ちゃんのお尻や足が下にあると子宮の壁との間にすき間ができて、破水した時にそのすき間からへその緒が外に出てしまって赤ちゃんが危機的な状況になる事があるそうです。
中でも危険なのが、赤ちゃんの体が出た後にへその緒で赤ちゃんの頭が圧迫されて赤ちゃんが低酸素状態になってしまう事なのだとか。
これを免れたとしても、分娩時に赤ちゃんが骨折したり産道の損傷が起こる可能性があるので、36〜37週時点でそれらのリスクを考えて帝王切開の準備についての話をされるようです。
帝王切開でも無事に生まれてくれればそれでいいけれど、帝王切開となると通い慣れた産婦人科ではなく、市内の大きな病院で手術を受けなくてはいけない事。
(しかも新型コロナ感染症指定病院内)
そして、コロナ禍で出産しても全く面会できずに家で寂しい思いをして私の帰りを待つ5歳の長女の事を思うと
できるなら自然分娩で産んで早く退院したい!
そんな思いから、なんとか逆子を治そうと「逆子に効果アリ」と噂されている
⚫︎足ツボにお灸
⚫︎赤ちゃんに語りかけ
⚫︎温め(お腹の下)
これらを実行し、功を奏したのか妊娠後期(32週)の検診の際には逆子が治っていました。
逆子体操を1日1回実行
周りに「逆子だった」と相談してわかったのが、妊娠中期で逆子の確率は20%〜30%と言われていながらも
私も逆子って言われて、どうしようって焦ったよー。
私も逆子だからって言われて、なかなか治らなくて大変だったんだよねー。
私の周りには逆子だった人の割合が意外と多かった事。
そして、逆子を経験したママ達がくれたアドバイスの中に必ず出てきたのが逆子体操。
逆子体操してたら治ったよ!
この言葉を信じて1日1〜2回、逆子体操を実行してみたのですがその逆子体操の方法がコチラです。
【逆子体操】
1. 四つん這いの姿勢から腕を伸ばして、両肘を床につける。
2. 顔を伏せるようにして、お尻を上に持ち上げたまま10~15分程度キープ。(猫の背伸びのようなポーズ)
3. ゆっくり横向きになる
このくらいなら余裕だな♫
そう思ってやってみたのですが、日によってこのポーズが苦しいと感じる時もあるので、その時は無理をせずに胸の下にクッションなどを入れて高さを出すだけで楽になりました。
足ツボ(三陰交・至陰)にお灸
子宮や骨盤の形状、胎盤の位置、羊水の量など、逆子になる原因は様々ありますが、原因の1つに「冷え」もあるそうです。
妊娠中、体に冷えがあると子宮内の温度が下がってしまうので、赤ちゃんが心臓から流れてくる動脈の温かい血液の方に自分の頭を反転させて大事な頭を温めようとするのではないかと考えられているそうです。
その「冷え」を解消するためのツボとして
・「三陰交(さんいんこう)」…足の内側くるぶしから指4本分上の部分にある
・「至陰(しいん)」…足の小指の生え際の角の外側にある
この2箇所があり、足の左右にあるこのツボ(合計4箇所)温める事で冷えが改善し、逆子を治すのに効果的なのだとか。
大きめの貼るタイプのお灸だと、足の小指にある「至陰(しいん)」に貼るのは困難だったので、小さめの貼るタイプのお灸がおススメです。
ただし、妊娠中は肌がデリケートになっている事もあるので、刺激を感じたら無理をせず火傷をしない程度にお灸を行ってください。
私はお灸の熱さを我慢してやり続けた結果、「三陰交」のツボ部分に軽い火傷が…。
どうぞ皆様、お灸を行う際にはご無理をなさらずに。
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お腹の赤ちゃんに語りかけてみる
毎日、「頭はこっち(下)だよ」とお腹の下の方をトントンしながら話しかけていたら、なんと逆子が治りました!!
逆子を治す方法を調べていた時に、効果があると多くのママ達が言っていたお腹の赤ちゃんへの語りかけ。
半信半疑でやってみたものの、むしろこれが1番効果があったのではないかと思うほど、効果を実感できました。
私がお腹の下の方をトントンしながら赤ちゃんに語りかけたり、娘にお腹の下の方から赤ちゃんに向けて
赤ちゃん!頭こっちだよ!
頭は下だよ〜!
と語りかけてもらったのですが、声や手でトントンする振動が下から伝わるのか意外と頭の向きを変えてくれました!
私の場合、語りかけを行った際にいつもお腹の上の方で感じていた、赤ちゃんのひゃっくりが下の方で感じるようになり
もしかして…逆子が治ってるかもしれない!
と実感できたのですが、また回転してしまい、逆子だと言われた検診から2週間経った際の検診当日(妊娠32週目)も逆子状態でした。
33週を過ぎると子宮内が狭くなり、赤ちゃんの位置が固定され始めると聞いていたので、なんとか32週目までは逆子を治したいと思い、産婦人科の待合室で
頭こっち(下)だよ〜!お願いだから頭を下にしてね〜。
頭が上にあると出てくるの大変なんだよ〜。
と検診ギリギリまでお腹の下をトントンしながら語りかけました。
するといきなりグルリン!と赤ちゃんの大きな動きを感じ、そのままエコー検査をしてもらったところ、先生から
おっ!頭が右下。逆子治ってるね!良かった良かった。
と言われ、思わず
今さっきです!今さっきそこの待合室で赤ちゃんがグルンって回転したんです!
と興奮して状況を説明してしまいました。
先生も「今日は検診だって赤ちゃんわかって回転したのかな?」と言ってくださり、語りかけ効果はすごいなと思いました。
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お腹(下)を温める
これも逆子になる原因と考えられる、お灸と同様の「冷え対策」の1つだと思うのですが、お腹の下の方を温める事で逆子が治る説。
寝る時に湯たんぽをお腹にあてて寝たりする方法もあるようですが、私は腹帯に貼るホッカイロを貼り付けて、寝る時以外はお腹の下の方からお腹を持ち上げるようにして腹帯をつけて温めていました。
ホッカイロを使う場合は火傷の恐れがあるのでお腹に直接貼ったりせず、必ず衣類や腹帯に貼りつけて使用し、肌が蒸れて痒くなる時も無理をして使用を続けないでください。
私はちょっと熱いなと感じたり、肌が痒くなってきた時は、体の状況に合わせて貼るホッカイロを貼ったり剥がしたりしていました。
出産まで逆子の割合は3〜5%!約95%は出産まで治る
妊娠後期(8ヶ月)から逆子と言われ、戸惑いもありましたが、先生に逆子を告げられた時にそれほど深刻な感じではなかった理由が「出産までにほとんどの人が逆子は治っているから」。
逆子が治らず帝王切開の手術をする予定だった方が、当日の手術直前で逆子が治っていたりと、奇跡のような出来事もあったそうです。
逆子と告げられたママのうちの約95%は出産までに逆子が治っているそうなので、逆子だと告げられてもそこまで深刻になる事はないと思います。
万が一、出産までに逆子が治らず帝王切開になったとしても、それが母子共に元気でいられる手段ならそれで良いと私は思っています。
ただ、いざその日を迎えた時に
あの時、逆子体操をやっていれば良かったな…。
冷え改善のために何かやっておけば良かったな…。
と悔やんで欲しくないという思いもあり、自分がやってみて効果があったと思う逆子の治し方を紹介させてもらいました。
産婦人科で逆子と言われ、悩んでいる方のお力になる事ができたら嬉しいです。
どうか無理はなさらず(特に逆子体操)、体と相談しながら行い、出産までに不安だと思う事は主治医の先生と相談し、少しでも安心して出産の日を迎えられますように。
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