我が家では、子供のオムツかぶれやあせもが出た時のために、「ポリベビー」を常備薬として置いていたのですが、私はこのポリベビーを勝手に
ポリベビーは「あせも」や「肌のかぶれ系」に塗る薬だよね!
そう思い込んでいました。
そのため、虫に刺された部分を痒がる子供のために、虫さされ用の薬として「ムヒベビー」を購入したのですが、常備薬として置いていたポリベビーの効能を改めて確認してビックリ。
なんとポリベビーは「虫さされ」にも効果的との事。
さらに「ムヒベビー」の説明書も読んでみると、ムヒベビーはポリベビーと同じように、あせもやかぶれにも効果的だと。
どちらか1つあれば、虫刺されもあせももかぶれも解決できたんじゃん!!
今後も、あれだこれだと薬を買うより、1つで済むなら常備する薬は1つで済ませたい、そう思い
⚫︎使用感はどちらが良いのか?
実際に、ポリベビーとムヒベビーを使って、どちらがより効果的なのかを比べてみました。
ポリベビーとムヒベビーどちらが子供の肌に効果的?
今回、0歳の赤ちゃんと6歳の子供の肌トラブルに使用し、使い比べてみた佐藤製薬のポリベビー(左)と、池田模範堂のムヒベビークリームタイプ(右)、それぞれの特徴は以下の通りです。
ポリベビー | ムヒベビー | |
【効能】 | おむつかぶれ・あせも・湿疹・皮膚炎・ただれ・かぶれ・かゆみ・しもやけ・虫さされ・じんま疹 | かゆみ・虫さされ・あせも・かぶれ・しっしん・じんましん・皮ふ炎・しもやけ・ただれ |
ステロイド | × | × |
使用年齢 | 赤ちゃんから(薬にも公式ページにも「赤ちゃんから」のみで年齢記載なし。) | 生後1ヶ月〜(クリームの場合。液体ムヒは生後3ヶ月から。) |
使用範囲 | 全身 | 全身 |
どちらの塗り薬も、ステロイドやスーッとするメントールを含んでいないので、生後間もなくから使用ができ、目や口に入らないようにすれば、顔を含む全身に塗る事ができます。
我が家の子供達(0歳と6歳)は
⚫︎あせも
⚫︎虫刺され
⚫︎手荒れ
この3つの肌トラブルに悩まされ、ほぼ同じ効能のポリベビーとムヒベビー、どちらがより効果的で早く治るのかを、それぞれ使い比べてみました。
あせもが早く治ったのは…
よく汗をかく子供達(0歳と6歳)の、両ひじの内側と両足のひざ裏に、あせもができていたので、お湯で洗ったあとに左側にポリベビー、右側にムヒベビーを塗って様子を見たのですが…
ポリベビーはクリームが硬くて、しばらく肌に白く残るのがイヤ!!
ムヒベビーの方がいい!
(我が娘の感想)
と子供に言われつつも、あせもが早く治ったのは「ポリベビー」でした。
ムヒベビーよりも少し固めのクリームが、肌にとどまって治してくれたと感じるくらいの効果で、塗ってから2日目でほぼ治り、3日目には完治。
ムヒベビーは、塗ってから3日目で治り始めて5日目で完治と、ポリベビーに比べて完治まで少し時間がかかりました。
子育て中のママたちが、「他のママにも推薦したい」と思った商品の1つに選ばれたポリベビーは、第8回 2016年度の「マザーズセレクション大賞」を受賞しているのですが、納得です。
また、品質を守る為に水分や空気の遮断性、遮光性に優れたラミネートチューブを採用しており、キャップも大きめなので、開け閉めするのも立てて置くのも便利です。
中身だけではなく、パッケージにもこだわりと配慮を感じるポリベビーです。
あせもはもちろん、オムツかぶれやただれなどにも、肌にとどまって治すタイプのポリベビーが効果的!
治りが早かったです!
ただ、使ってみて「ここがちょっと悩みどころだな」と感じたのが
✖️肌に白残りするのを子供が嫌がる
✖️寒くなると硬めクリームがさらに硬くなり、容器から出しづらい
✖️肌トラブルが少ない場合、開封後すぐに使い切るには容量が多く、無駄にしてしまいそう…
上記の3つで、あせもの範囲が狭くて頻度が高くなければ、ムヒベビーを使おうかなと思っています。
虫刺されが早く治ったのは…
体温の高い子供は夏になると虫(特に蚊)に刺されやすく、我が家でも娘が8箇所刺され痒がっていたので、ポリベビー4箇所とムヒベビー4箇所、それぞれに塗って様子を見てみました。
ムヒベビーを塗ったところは、痒くなくなったけど、ポリベビーを塗ったところは痒い!しかも赤いままじゃん!
虫刺されに関しては断然、ムヒベビーが効果的でした。
さすが、1926年に誕生してから90年以上のロングセラー商品「ムヒ」を生み出した、池田模範堂のムヒベビー。
ポリベビーに比べて、痒みと赤みが引くのが早く、掻く回数が少なかったので、虫刺され跡も残りませんでした。
ムヒベビーには、クリームタイプと液体タイプ(どちらもステロイドとメントール使用なしの弱酸性)があるのですが、液体タイプは生後3ヶ月以上を目安としています。
薬剤師さんによると、これは成分の問題というよりも、液体の濡れる感じが、赤ちゃんに「冷たい!」と感じさせてしまう恐れがあるからなのだそうです。
コンパクトで持ち運びしやすく、冬でもクリームが硬くならない、クリームタイプのムヒベビーも魅力的ですが、手を汚さずに、動き回る子供にも素早くサッと塗れる液体タイプにも魅力を感じています。
虫に刺された部分を掻きむしってとびひになる前に、ムヒベビーで痒みをおさえてあげたい!夏は常備決定です。
我が家はムヒベビーを常備しようと決めたものの、「ここがちょっと悩みどころだな」と感じたのが
✖️クリームとチューブの柔らかさから、必要以上にクリームが飛び出す事がある(特に夏)
✖️容量が15gの1種類しかないので、広範囲に塗るとすぐになくなる
✖️容量が少ないわりに値段が高い
上記の3つで、広範囲のあせもやかぶれに継続して使う場合は、家計に打撃が大きいなと感じました。
手荒れが早く治ったのは…
みずみずしい子供の手に、手荒れは当分、無縁の事だと思っていましたが、コロナ禍で、娘が通う幼稚園も消毒などを徹底してくださっているので、6歳にして手がカサカサに。
部分的に赤くなっているところもあり、消毒液がしみてしまうという事で、左右の手でポリベビーとムヒベビーを塗り比べてみました。
手の赤くなってるとこ、ムヒベビーちょっとしみるから嫌だ!
ムヒベビーには、大人用ムヒのようにメントールは入っていないのですが、6歳の娘には少ししみたようで、塗る事を嫌がられてしまいました。
ポリベビーは塗った翌日に、荒れて赤くなった部分の赤みが薄くなり、カサカサ感は続いたものの、3日で治りました。
この流れからすると、手荒れにはポリベビーの方が良い!と言いたいところなのですが、実はポリベビーとムヒベビーよりも消毒による手荒れに効果があったのは、なんとベビーワセリン。
もともと私が、リップやハンドクリーム代わりにベビーワセリンを使用していたのですが、子供の手荒れに少量を塗ってみると、翌日には劇的に改善し、その後も消毒による手荒れを防ぐ事ができています。
ベビーワセリンは肌に白く残らないし、手荒れが早く治るからおススメ!
ポリベビーとムヒベビーの違い・選び方
ほぼ効能が変わらない、ポリベビーとムヒベビーを使い比べてみて
⚫︎クリームの硬さ
⚫︎クリームが肌に白残りするかどうか
⚫︎値段
この3点で比較した結果は以下のとおりです。
ポリベビー | ムヒベビー | |
硬さ | 硬め | やわらかめ |
白残り | する | しない |
値段 | 30g/約400円 50g/約700円 |
15g/約700円 |
6歳の娘は、ポリベビーが肌に馴染むまで白残りするのを嫌がり、白残りしないムヒベビーの方を好んだのですが、白残りする・しない、この差は成分の違いにあります。
ポリベビーには、分泌物を吸着して患部を乾かすために、酸化亜鉛(日焼け止めなどにも入っている)が配合されているため、肌に馴染むまで白残りします。
ポリベビーは、植物油基剤の硬めクリーム+酸化亜鉛で、まさに「とどまって治す」。
ジュクジュクした肌にも使えるんです!
※ムヒベビーもジュクジュク肌に使えますが、ポリベビーに比べてクリームが柔らかいので、患部に上手く塗れないことがあります。
今回、ポリベビーとムヒベビーを比較してみて思ったのは
⚫︎あせもやかぶれなどの肌トラブルにはポリベビーが効果的
⚫︎虫刺されにはムヒベビーが効果的
⚫︎肌トラブルの範囲が広い・箇所が多い場合は、ムヒベビーはコスパが悪い
この事から、もしどちらか1つに決める、もしくは使い分ける場合は
✔︎子供が起きやすい肌トラブル症状
✔︎肌荒れの範囲の広さと箇所の多さ
✔︎子供がクリームの白残りを嫌がらないか?
この3つのポイントが決め手になると思います。
我が家の場合は、子供が0歳と6歳で年齢が離れており、0歳の子供に起きやすいオムツかぶれやあせもの事を考えるとポリベビーを常備したい。
でも、クリームが白く残るのをイヤがる6歳の子供の事を考えると、ムヒベビーの方が良さそう…。
結局、どちらか1つを選ぶ事ができず、子供達の様子を見ながら使い分けていく事を選びました。
さらに、消毒による手荒れに1番効果のあった、ベビーワセリンも追加で常備。
1つに決めるどころか増えてしまいました。
どちらか1つを選ぶ場合、使い分ける場合は、子供さんに多い症状・もしくは1番困っている症状と、使ってみた時の子供の反応を見ながら選んでみてください。
ポリベビーとベビームヒの副作用について
非ステロイドで肌に優しい塗り薬といえども、やはり薬なので、使用後に副作用が出てしまう事もあります。
ポリベビーとムヒベビーの説明書に記載されている、副作用の可能性がある症状は以下のとおりです。
⚫︎発疹
⚫︎発赤
⚫︎かゆみ
⚫︎腫れ
塗ったあと、できるだけ数時間は子供の様子に気をつけながら、これらの症状が出た場合にはただちに使用を中止して、医師や薬剤師に相談しましょう。
私の夫は、色々なアレルギーを持っているのですが、市販の塗り薬が合わないと塗った直後〜数時間以内に、強い痒みや発赤の副作用が出ます。
薬の使用期間は5〜6日程度にすること
我が家では今回、子供の「あせも」「虫刺され」「手荒れ」が早めに完治したので、長期で使用する事はありませんでしたが、市販の塗り薬を用法・容量を守って使用しているにも関わらず、
5〜6日経っても治らない場合は一度、使用を中止して、薬剤師さんや皮膚科などの医療機関に相談してください。
その際は、使っていた薬の名前や成分がわかるように、薬もしくは付属の説明書を持って行く事をおすすめします。
開封後は6ヶ月以内に使い切る
塗り薬は使用する機会がないと、そのまま放置してしまいがちですが、食品に消費期限があるように、薬にも品質を守るために使用期限があります。
箱や容器に書いてある使用期限を守ることはもちろん、開封後の保管方法・使用期限について
保管方法 | 開封後の期限 | |
ポリベビー | 直射日光の当たらない、湿気の少ない涼しい所に密栓して保管 | できるだけ早く使い切る |
ムヒベビー | 直射日光の当たらない、湿気の少ない涼しい所に密栓して保管 | 6ヶ月を目安に |
このように、説明書や公式HPに記載されています。
小さな子供に塗るものだからこそ、使い方や取り扱い方にも十分、気をつけていきたいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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