ご出産おめでとうございます!もしよろしければ、○月○日に赤ちゃん訪問という事でお伺いしてもよろしいでしょうか?
あ、このコロナ禍でも訪問なんですね…。
万全な感染対策をして行きますし赤ちゃんに触る時も消毒しますので。
赤ちゃんが健やかに育つための支援として赤ちゃんが出生後、保健師さんや助産師さんにより実施される「赤ちゃん訪問」。
5月に出産し、コロナ禍ではオンライン方式など訪問ではない方法で実施される事を期待していたのですが、残念ながら例年通りの訪問形式。
赤ちゃん訪問を受けるのは今回で2回目なのですが、1回目の赤ちゃん訪問の印象があまり良くなかった事と、このコロナ禍が合わさった事で正直かなり憂鬱でした。
⚫︎そもそも、赤ちゃん訪問を断ることはできないのか?
⚫︎赤ちゃん訪問はどんな感じなのか?
これから赤ちゃん訪問を控えているママのお役に立てたら嬉しいです。
赤ちゃん訪問は断れないの?
実は私、第一子の時も第二子の時も赤ちゃん訪問をお断りしています。
(結局、訪問されましたが)
決してやましい事はないのですが、第一子の時は里帰りしていたし、第二子の時は産後の精神状態が不安定で、しかもコロナ禍だったので人を受け入れる気持ちになれなかったんです。
ましてや産婦人科で1ヶ月健診も受けているし、小児科で2ヶ月健診の予約もしているし…赤ちゃん訪問の必要性を感じませんでした。
いつ頃、ご実家から戻られますか?同じ市内ならご実家に訪問も可能です!(1回目)
コロナ対策を万全にします!
お母さんと赤ちゃんの為にもぜひ訪問させてください!
(2回目)
赤ちゃん訪問はお断りしたいと伝えても「お母さんと赤ちゃんのため」と聞き入れてはもらえず、こちらが折れる形で承諾しました。
そもそも赤ちゃん訪問は義務なんですか??
そう思い、自治体に問い合わせたところ
上記のように厚生労働省のガイドラインにて定められているのだとか。
ちなみに我が家では、1回目の赤ちゃん訪問は娘が生後間もなく2ヶ月になるというタイミングの時に受け、今回2度目の赤ちゃん訪問は息子が生後1ヶ月+5日のタイミングで受けました。
他の地域ではコロナ禍を理由に断ることもできたという話も聞きましたが、私の住む地域では断る事ができずほぼ強制的な感じでした。
赤ちゃん訪問でお茶は出す?
約6年前の赤ちゃん訪問でいらした助産師さんがとても話好きな方で、コロナ禍ではなかったとはいえ滞在時間3時間!これはさすがに、体力的にも精神的にもキツいものがありました。
今回も前回と同じ助産師さんがいらっしゃると聞いて、嫌な予感はしていましたがコロナ禍でも滞在時間なんと1時間15分。
滞在時間、長くね⁈
お母さんと赤ちゃんのためとか言いながら遠慮しなすぎ!
長くなる事は目に見えていたのであえて、お茶を出さずにやり過ごそうなんて思っていたのですが、1回目の時も2回目の時も真夏日。
今年に限ってはコロナ禍でマスクもしていた為、タオルで汗を拭き拭き、ハァハァ言いながら説明をされていたので見兼ねてアイスコーヒーをお出ししました。
私たち助産師はお客さんじゃないので、どうぞお気になさらず!でもせっかくなので、いただきまーす☆
待ってました!と言わんばかりにすぐに飲んでいました。
私はもしかしたら訪問日が真夏日でなければお茶は出さなかったかもしれませんが、負担にならない程度でお茶は用意していた方がいいかもしれません。
ペットボトルの冷たいコーヒーをグラスに注ぐとか、スティックタイプの飲み物にお湯を注ぐだけにするとか、簡単なものの方が出す時にラクかもしれませんね!
赤ちゃん訪問の準備物と内容
赤ちゃん訪問では保健師さん、もしくは助産師さんが赤ちゃんの身長や体重を測定するために寝かせるタイプの体重計を持ってきます(我が家は体重のみでした)。
そのため、準備物として
- 母子手帳
- バスタオル(体重計に敷く)
この2つを用意しておくよう、事前に電話で言われます。
初めに、母子手帳に記載されている内容についての確認をされたのですが、1回目の訪問の時もですが私はコレが嫌で。
どうして分娩時間こんなにかかったのかな?
なんで母乳じゃないの?母乳だとラクじゃん。ミルクはお金もかかるし。
体重は12kgも太っちゃったみたいだけど今なんkg?
戻ってますか?8kgまで抑えておけば戻るのラクだったよ?
などなど…
分娩は15分くらいだったのですがその前の微弱陣痛が長くて…
母乳は赤ちゃんが飲まなくて…
食いづわりで12kg太っちゃって半分しか戻ってません…
(ってか今さらじゃね⁈
分娩時間とかどうしようもないじゃん!)
↑初産で赤ちゃん訪問を受けた時はこんな感じでダメ出しのオンパレードでした。
今回は、妊娠中の体重増が8kgで済んだ事、1ヶ月健診の時には体重が妊娠前に戻った事、完全母乳である事により、まさに助産師さんの理想通り。
分娩も問題ないし体重ももう戻ってるなんて素晴らしい!
母乳育児もいいですね〜!
ただ…出産が約6年ぶり?
結構、間あきましたね。
こんな感じでした。
この後、赤ちゃんの体重を測定して栄養状態が良いかのチェックと、首の間や手首のシワの間の洗い残しチェックとアドバイスがあり、さらに
おちん◯んも表面だけじゃなくて、先っぽをしっかり皮から出して洗ってあげてください。
小学生になっても先っぽを出して洗うように教えてあげて。
子供が大きくなってからお母さんに皮をむかせてとは言いづらいでしょ?
は、はぁ…そう…ですね。
第一子の時は女の子だったからそれほど言われなかったのか、第二子の息子の時は丸裸にされておちん◯んをグイッとされながら生々しく説明されました。
後半は2ヶ月健診と予防接種の予約を取っているかどうかの確認と、育児の悩み相談、チェックリストによる精神状態の確認だったのですが
●ミルクだった第一子は産後間もなくから数時間寝てくれたのに、完全母乳の第二子は夜1時間おきに起きてしまう事
●抱っこしていないと泣く事
●第一子は手がかからなかっただけに第二子の育児に戸惑っている事
これらの悩みを聞いてもらいました。
あらぁ…今回の第二子の方が、まさに第一子向きだね。
とアドバイスなのかなんなのかよくわからない返答をもらいましたが、誰かに聞いてもらえたという事だけで気持ちが軽くなりました。
最後にチェックリストによる精神状態の確認だったのですが
↑このチェックリストの「赤ちゃんをいとおしく感じるか」という問いに、恐らく皆さん「ほとんどいつも強くそう感じる」と答えるのだと思いますが、私は「たまに強くそう感じる」と答えました。
すると、リストをチェックしていた助産師さんが
赤ちゃんの事はもちろん、いつも愛おしいと思ってますよね!
…って、あれ?
ここどうしたの?なんでたまにしか愛おしく感じないの?
間違えて◯したんだよね?
間違えてないです。正直な気持ちです。
むしろみんなは本当にいつも、赤ちゃんを強く愛おしいと思えてるの⁈綺麗事じゃない⁈とすら思いました。
訪問した先でこのような回答があってはいけなかったのか、どうしていつも強く愛おしいと思えないのかを問われ
いや…だって…上の娘の事だってありますし、赤ちゃんが夜にあまり寝てくれない時は愛おしい愛おしい!って強く思う余裕がないのが正直なところなので…。
と答えたところ
あ、そういう事ね!上の娘さんの事を考えてる時は赤ちゃんばっかりとはいかないよって事なのね!わかりました。
そう言ってチェックリストの余白に「上の娘さんもいるから」と記入してお帰りになられました。
赤ちゃん訪問は話を聞いてもらう絶好の場
私もそうでしたが「訪問」と言われると、なんだか身構えてしまい負担に思えてしまうのですが、産後に保健師さんや助産師さんに話を聞いてもらえる機会は、そう多くはありません。
しかも産後に大変なのは十分に理解してくれているので、部屋が汚くてもすっぴんでもなんにも言われません。
私は2回とも娘のおもちゃが散乱した部屋で、生活感まる出しのすっぴんボサボサ髪でお迎えしました。
相談しても解決できない事もあるかもしれませんが、人の目を気にせず辛いと思うことを打ち明け、話を聞いてもらえるだけでも気持ちが少し楽になると思います。
(私は赤ちゃん訪問の時、1回目も2回目もお義母さんが同席していたので打ち明けられない事もありましたが)
赤ちゃん訪問は嫌だな、断ろう、そう思う前にまずは自分の気持ちが辛くて苦しくないか、本当は誰かに話を聞いて欲しいと思っていないか、自分と正直に向き合ってみてください。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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