豪華客船「MSCベリッシマ」が2023年8月3日、石巻港雲雀野埠頭(ひばりのふとう)に初寄港しました!
MSCベリッシマを初めて目の前で見たのですが、これが船だと理解するのが難しいくらい大きく、まるでラスベガスにあるホテル(イメージ)のようでした。
(あまりに大きくてスマホで撮るには写真におさまりきれない)
それもそのはず。
石巻に初寄港したMSCベリッシマは
⚫︎デッキ数 : 19階
⚫︎総トン数 : 17万1598トン
⚫︎乗客定員 : 5,655名
⚫︎客室数: 2,217室
という、国内に来港するクルーズ船の中でも最大級の豪華客船なのです。
総工費約1,600億円で造られ、2019年3月に就航したばかりの最新船ということもあり、本当に綺麗でした。
この日、MSCベリッシマは午前11時半頃に入港し、午後8時頃に出港したのですが、出港までの時間は市の中心部までシャトルバス15台が運行されており、乗客は石巻での買い物や観光などを楽しんだようです。
MSCベリッシマの船内は見る事ができませんでしたが、乗っていた方に船内はどんな感じなのか?を聞いてみたところ
⚫︎大型スクリーン付きの大型野外プールがある
⚫︎カジノがある
⚫︎子供が飽きずに楽しめる広場や施設がある
とにかく豪華で、高級ホテルと大型のショッピングモールが合体したようだとの事。
なぜ、そんな豪華客船がわざわざ石巻に寄港してくれたのだろう?と疑問だったのですが、運航会社MSCクルーズジャパンの社長さんが
「東日本大震災の被害から復興したこの街に、新しい乗客を連れて来ることができて嬉しい」
と言ってくれた事でわかりました。
きっと、たくさんの乗客を運んできてくれたのは復興の後押し(経済)と、大震災から必死になって立て直してきた街や、その人々の姿を多くの人に見て欲しかったから。
そして、復興のために今もなお前に進む石巻市民に元気になって欲しいから。
そんな事を考えていたら、ありがたくて嬉しくて、午後8時のお見送りの際に涙が出ました。
MSCベリッシマが出港する時、私達は市から配布してもらったペンライトを振ってお見送りしたのですが、船のデッキから手を振り返してもらった時、私には夢ができました。
「MSCベリッシマに乗りたい‼︎」
MSCベリッシマが石巻に寄港してくれたおかげで、元気ももらえて久しぶりに夢を持つ事ができました。
石巻を出港した後、MSCベリッシマは同じく東日本大震災で多くを失い、復興最中の岩手県宮古に向かったのですが、同じように元気をもらえているといいなと願っています。
と、ここまで熱く語ったMSCベリッシマがなんと2023年11月22日(水)、また石巻港雲雀野埠頭(ひばりのふとう)に寄港します!
⚫︎入港時間:午前8時
⚫︎出港時間:午後4時
午前7時から雲雀野中央埠頭への入場が可能です。
MSCベリッシマのすごさを、ぜひ目の前で感じてください!
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