キッズドクター(アプリ)のオンライン診療をやってみたいけど、よくわからなくて…。
キッズドクターってどうなの?
そんな声にお答えするためこの記事では、子供が発熱した際に利用したわたしが、「キッズドクターの口コミ・料金・診療可能な年齢について」ご紹介します。
病院が空いていない平日夜間・早朝・休日に、365日オンライン診療してくれるキッズドクターは、SNS上の口コミで
- 家にいながら診察も薬の処方もしてもらえて助かる!
- 病院に行かなくても登園許可証を出してもらえた!
など、便利さとサービス内容の良さに満足している人が多くいます。
その理由は、キッズドクターの特徴でもある「全国からオンライン受診・薬の処方*ができて、健康保険や子ども医療費助成適用できるのに月額0円だから」です。
*薬の処方は医師が必要と判断した場合
しかも、キッズドクターという名前でありながら、生後4ヶ月の子供から69歳の大人まで利用できるんです!
今年のお正月、子供が発熱して下痢をしたため、わたしも初めてキッズドクターを利用してみたのですが、本気で神アプリだと思いました。
混雑した病院に行かなくても胃腸炎と診断され、整腸剤と解熱剤を処方してもらい、翌日には子供も元気になりました。
「キッズドクターのオンライン診療」について、もう少し知りたいという人は、引き続きこの記事をチェックしてみてください。
キッズドクターのアプリでできること
キッズドクターは、アプリのダウンロード無料・月額利用料0円でありながら
- オンライン診療
- チャット健康相談(3ヶ月で3回まで無料)
この便利な2つのサービスを、全国から(自宅以外からもOK)受けられます!
しかも、オンライン診療では健康保険・子ども医療費助成が適用されるので、料金は病院で対面にて診察を受けるのと変わりがありません。
もし、「これは診察を受けるべきか?」迷った時は、チャット健康相談(無料)で看護師さんに相談することもできます。
そんなキッズドクターのオンライン診療、チャット健康相談について、それぞれ詳しく説明します。
キッズドクターのオンライン診療について
ビデオ通話でお医者さんの診察を受け、薬を処方された場合、近くの薬局で薬を受け取ることができます。
そのため、わざわざ病院に予約を取りに行ったり、具合の悪い子供を連れて混雑した病院や車内で何時間も待つこともありません。
オンライン診療の対象年齢
【対象年齢】
生後4ヶ月の赤ちゃんから大人は69歳まで
オンライン診療の料金
キッズドクターのオンライン診療は、クレジットカード払いのみ対応です。
【利用料金】
2割負担(未就学児)の場合の支払額例
初診料 | 506円(253点) |
---|---|
処方料 | 120円(63点) |
診療情報提供料 | 500円(250点) |
休日加算(日曜・祝日など) | 500円(365点) |
健康保険・子ども医療費助成が適用されますが、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、愛知県、兵庫県、福岡県、沖縄県(順次拡大中)以外の都道府県では、助成前の診察料が一時的に負担になります。
その場合は後日、還付手続きを行うことで払い戻しされます。▶︎詳細を公式で確認
*還付手続きに使う領収書の発行には、約1ヶ月かかります。
3割負担(大人)の場合のお支払額例
初診料 | 759円(253点) |
---|---|
処方料 | 180円(60点) |
診療情報提供料 | 750円(250点) |
休日加算(日曜・祝日など) | 750円(250点) |
健康保険が適用され、診察費以外の料金(サービス利用料、手数料など)は一切かかりません。
オンラインでの診察時間・予約受付時間について
【診察時間】*混雑時は一時停止もあり
予約受付時間 | 診察時間 | |
平日 | 5:00~15:45 16:00~23:45 |
6:00~16:00 18:00~24:00 |
土曜 | 6:00~23:45 | 8:00~24:00 |
日曜・祝日 | 6:00~23:45 | 8:00~24:00 |
オンラインでの診療科目
【診療科目】*登園許可証の発行もできます。
小児科・内科 | ・発熱 ・頭痛 ・咳 ・鼻汁 ・腹痛 ・吐き気 ・下痢 ・嘔吐 ・おねしょ など |
---|---|
外科 | ・怪我 ・打撲 ・捻挫 ・擦り傷 ・鼻血 など |
皮膚科 | ・じんましん ・かゆみ ・湿疹 ・かぶれ ・水ぶくれ ・発疹 など |
オンライン診療では対応できないこと
- 意識がない、呼吸が苦しそう、痙攣している、血の混じった嘔吐や下痢、重度のやけど、血が止まらないなどのケガなど、重症度が高い症状。
- 小児がん、免疫不全、術後の方など、重症化のリスクが高い方。
- 検査・点滴などの処置が必要なもの。
- マイコプラズマ肺炎、溶連菌感染症など抗菌薬の服用が必要な感染症が疑われる症状*。
*キッズドクターは安全性の観点から、検査をせずに抗菌薬(抗生剤)の処方を行っていないため。
薬の処方について
【薬の処方】*医師が必要と判断した場合
オンライン診療で薬が処方された場合、アプリ登録時に指定した調剤薬局に、キッズドクターから処方箋がFAXで送られます。FAX送信完了後、アプリにメッセージが届くので、指定した調剤薬局に薬を受け取りに行きます。
キッズドクターのチャット健康相談について
子どもの健康に関する不安について、小児科に詳しいキッズドクター専属看護師にチャットで相談できるサービスです。
チャット健康相談の利用料金
【利用料金】
無料(3ヶ月に上限3回まで)
チャット健康相談の営業時間
【営業時間】
平日 18:00~23:00
チャット健康相談でできること
【相談できること】
・子どもの体調に関すること全般
・今すぐ病院を受診したほうがいいか
・自宅での病気のケア方法
・健康管理方法 など
チャットで相談する際、怪我の具合や湿疹が出た皮膚症状などの写真を添付することで、より詳しく伝えることができます。
チャット健康相談ではできないこと
診断や治療を行うことはできないため、看護師さんが緊急性が高いと判断した場合、キッズドクターのオンライン診療の受診を案内*されます。
*あくまで「案内」なので、自動でオンライン診療の申込みをされたり、診察料が請求されることはありません。
【口コミ】キッズドクターオンライン診療をやってみた
1月5日(日)、お正月期間中で休日当番医も激混みの中、小学生の娘に発熱(39度台の高熱)と下痢があったため、キッズドクターのオンライン診療を使ってみました。
これから利用したいと思っているママパパのため、アプリの登録から薬を処方してもらうまでの流れをご紹介します。
オンライン診療に必要なもの
「キッズドクター」のアプリ(無料)をダウンロードした後、メールアドレスを登録してアカウントを作ります。
その後、オンライン診療を受ける人の情報入力と問診があるのですが、受付を完了させるために以下のものが必要です。
- 保険証もしくは資格確認書の写真を提出*(提出しない場合は一旦、医療費の全額を支払い、後日、申請をして払い戻しを受けてください)
- クレジットカード(クレジットカード払いのみのため)
*2025年1月5日時点、マイナ保険証は対応準備中でした。
さらに、必ずかかりつけ医と薬を受け取る調剤薬局を指定しなければいけないのですが、困ったのが近くに数件ある調剤薬局が日曜日休みだった事。
キッズドクターを利用する前に、日曜・祝日も営業している調剤薬局を調べておくことをおすすめします!
キッズドクターオンライン診療の待ち時間について
日曜日の午後2時頃にオンライン診療を申し込もうとした時、診療時間と「診療を依頼する」ボタンの間に、70分〜90分待ちと表示されていました。
病院よりも待ち時間が短いこと、何より具合の悪い子供を家で寝かせながら順番待ちできるので、迷わず診療を依頼しました。
実際の待ち時間は、最初に表示されていた目安通りの70分だったのですが、家の事をしながら順番待ちできた事で、待ち時間が短く感じました。
待っている間、「順番待ち◯番目」と表示されるので、もうすぐ呼ばれる!という目安がわかる事と、心の準備ができるところも良かったです。
オンラインで本当に診察できるのか
順番がくるとスマホにお知らせ通知が届き、アプリを開くと「診察室に入室する」ボタンが表示されます。
このボタンを押すと、お医者さんとのビデオ通話の画面になり、診察が始まります。
ビデオ通話の画面は、お医者さん側がドンと大きく映って、こちら側は左上に小さく映る感じでの対話だったので、なんだか気楽でした。
オンライン診療ってどうやるの?インフルとかもわかるの?
そんな疑問を持つ方が多いと思うのですが、我が家の場合は症状・家族の状況・子供の表情や顔色・触診(親が代わりに)で、胃腸炎と診断されました。
娘の症状(39度台の高熱・下痢・飲み食いするとお腹が痛くなる)からすると、インフルエンザの疑いもあったのですが、ポイントとなったのが
- 家族にインフルエンザの人がいるか?
- 喉の痛みや咳はあるか?
この2つでした。
娘はこの2つに当てはまらず、なおかつ脱水症状*は見られなかったので、オンライン診療で胃腸炎と診断され、整腸剤と解熱剤を処方してもらいました。
*脱水症状や、おしっこの量が少なくなったなどの症状があれば、オンラインではなく対面での治療を誘導するそうです。
オンラインでインフルエンザはどうやって診断するの?
キッズドクターのオンライン診療では、インフルエンザの検査はできませんが、
(陽性反応が出た検査キットの写真提出)
上記2つのうちのいずれか、もしくは両方に当てはまる場合、インフルエンザと診断して薬の処方や診断書の発行ができます。
インフルエンザの検査キットは、「医療用」と「研究用」が市販されていますが、医療用検査キット*は厚生労働省の承認を受けているため、キッズドクターの診断に使えるのは医療用の検査キットのみです。
*「体外診断用医薬品」と明記されています。
薬の処方から受け取りまでにハプニング発生
キッズドクターは神アプリだと思うほどお気に入りのわたしですが、唯一、残念に感じたのが薬の処方から受け取りの流れです。
オンライン診療が便利でスムーズだったことから、診療後の
- キッズドクターから指定の調剤薬局に処方箋をFAX送信
- FAX送信完了後、アプリにメッセージが届く
- 指定した調剤薬局で薬を受け取る
この薬の処方から受け取りまでの流れも、スムーズにいけるだろうと期待をしてしまいました。
結局、わたしの場合は「処方箋のFAX送信が完了した」というメッセージが診療後に届いたのは1時間40分後。
(まさかのオンライン診療の待ち時間より長く待ったという…)
さらに、キッズドクターが悪いわけではないのですが、薬を受け取る薬局で「薬が不足していて出せないかもしれない」と。
その場合、キッズドクターにチャットで連絡をして、処方箋を他の薬局に出し直してもらわなければなりません。
しかし、ここで運が良いのか悪いのか、オンライン診療で「娘は粉薬が飲めない(粉薬を飲むとゲロを吐く)」と伝え、整腸剤も解熱剤も粒を処方してもらうはずが、なんと粉薬が処方されていたのです。
キッズドクターにチャット連絡をして、この粉薬を粒に変えてもらう手続きをし、新たに処方された薬は無事、薬局に在庫があったので、受け取ることができました。
この事で、薬局で受け取るまでもさらに30分かかりました。
ただ、薬代はあとから診察料と一緒にクレジットカードから引き落とされるのか、薬局での支払いはありませんでした。
*請求が確定するまで約1ヶ月かかるので、詳細がわかり次第、追記します。
唯一、薬の処方から受け取りまでの流れが、なかなかスムーズにはいかず残念だなと思う反面、やはりオンライン診療の便利さとありがたさが上回り、結果的に大満足です!
キッズドクターのメリット・デメリット
キッズドクターを利用してみて、子育てママパパにぜひ知って欲しいメリットと、もしかしたらこれはちょっと大変かもしれないというデメリットを紹介します。
子育てママパパに知って欲しい5つのメリット
- 家にいながらスマホ1つで予約・診察をしてもらえる!
- 場所を選ばず365日、早朝や夜間、休日にも診てもらえる!
- 健康保険、こども医療費助成が適用できる!
- 感染症が流行っている時期にオンラインで感染リスクを減らせる!
- 薬を処方してもらうためだけに、わざわざ病院に行かなくてもいい!
スマホ1つで診察予約ができ、家で体を休ませながらオンライン診療をしてもらえる事で、朝早く病院にわざわざ予約を取りに行ったり、具合の悪い子供を連れて病院や車で何時間も待つという事がありません。
長時間、病院で待つ事で他の感染症をもらってしまうというリスクも減らせます。
また、全国どこからでも診察を受けられるので、旅行先で風邪をひいた時などにも、初診・再診関係なく利用できます。
オンライン診療は料金が高いイメージがあるかもしれませんが、健康保険、こども医療費助成が適用できるので、病院に行って診てもらうのと料金はほぼ変わりません。
いつもの薬が欲しいのに、かかりつけの病院が混みすぎて薬をもらいに行けない!*という時や、登園許可証だけ欲しい!という時にも、キッズドクターのオンライン診療が便利です。
*処方されても、薬不足で指定の薬局で薬が受け取れないこともあります。
事前に知っておいて欲しい3つのデメリット
- 支払いはクレジットカード払いのみ
- 診察できる内容に限りがある
- スマホやパソコンでインターネットが使える環境がないと使えない
キッズドクターの支払い方法は、クレジットカード払いのみ対応です。
(子ども医療費助成が適用で医療費がかからないとしても、一時的に適用前の金額を支払うため*)
*後日還付手続きで払い戻しできます。
そのため、クレジットカードを持たない人や、クレジットカードを登録したくないという人は、利用がしづらいかもしれません。
また、キッズドクターのオンライン診療は、物理的な触診や検査ができないため、診察できる内容が限られます。
脱水症状や重度のやけどなど、緊急性がある場合もオンラインで診察をせずに、対面での受診を誘導されることもあります。
オンライン診療はビデオ通話を使用するので、スマホやパソコンなどのデバイスと、インターネット環境がなければ利用ができません。
通信環境が悪く、通信が途切れるような場合も、スムーズに診療がすすめられない事があります。
わたしの実家は携帯の電波が不安定で、ビデオ通話も続かないような田舎なので、オンライン診療は難しいです。
そういう地域もあるんですよね。
このデメリットさえ問題がなければ、ぜひキッズドクターを利用して、子供の症状と看病するママパパの負担を軽減して欲しいです。
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