もう抜歯しかないです。
来週、抜歯します。簡単に抜けますから大丈夫ですよ。
えっ!あ、そう…ですか…。
(先生は簡単に言うけどショックすぎるんですけど‼︎)
重度の歯周病で「抜歯しかない」と診断され、ショックを受けていたのですが、診断から1ヶ月と2週間が経った今…
抜歯せずに自分の歯のまま残っています‼︎
食事もできています‼︎
40代前半で抜歯はどうしても受け入れる事ができず、セカンドオピニオンを探し、巡り会えた結果、自分の歯を残してもらう事ができました。
このブログでは、私の体験談をもとに
- 歯医者の「口コミ評価」が良い=自分にとっても良い歯医者とは限らない
- セカンドオピニオンは大事
- 歯ぎしり、食いしばりには保険適用のマウスピース
- 歯間ブラシは超重要
について詳しくお話したいと思います。
ちなみに、私が抜歯と言われた歯は
左上の5番:第二小臼歯です。
私と同じように40代で「抜歯」と言われ、「どうにかしたい」と思っている方の力になれたら嬉しいです。
歯医者の口コミ評価★4.9「抜歯!」★3.8「歯を残しましょう!」
なんか歯が浮いた感じがして変な感じ。冷たいものがしみる時間も長いんだけど…。
ってか顔腫れてない⁈
かかりつけの歯科医で「1週間後しか予約がとれない」と言われ、顔が腫れたまま1週間過ごすわけにもいかず、急患を診てくれる新たな歯科医を探すことに。
「先生が優しくて院内もキレイで治療も痛くない」
口コミ評価★4.9⁈(★5個中)
ここにしよう‼︎
ネットで見つけた口コミ評価が満点に近い歯医者は、口コミどおり先生が優しくて院内も綺麗で、機械も新しくて、ここにお任せしよう‼︎と本気で思いました。
レントゲン機械*も最新?で、固いプレートを口に挟んで重たいエプロンをつけて…のレントゲン撮影ではなく、顔の周りをカメラが回って、負担なく撮影できるものでした。
*後に、このレントゲン機械も新しいから良いというわけではないと思った出来事があります。
ひと通り診察を終え、先生からの言葉は
「レントゲンを見ると虫歯はないのですが、1箇所ピンポイントで歯茎の骨がすっぽりなくなっていて、レントゲンも真っ黒なんです。いつ歯が抜けてもおかしくないです。
とにかく外からすごい圧がかかっていて、重度の歯周病になっています。こうなるともう、抜歯しかないんですよ。」
歯周病だったところに、私の強力な歯ぎしり+免疫低下(生理前)が追い打ちをかけてしまい、グラグラしていると。
えーっ!自分ではそんなに抜けそうだっていう自覚はなくて、顔が腫れても痛みはなくて…。
それでも抜歯しなくちゃいけないんでしょうか…。
先生の答えは抜歯から変わらず、なんならグラグラしている隣の歯も引っ張られて抜けそうだと。
これは簡単に抜けますから!その後も部分入れ歯やインプラントなど、手立てはあるので大丈夫です!
いやいやいやいや…
こっちにとって、抜歯はそんなに軽いもんじゃないのよ。
結局、歯茎と顔の腫れが引くであろう1週間後に「抜歯」となり、化膿止めの薬を処方され、抜歯の予約を入れて帰宅しました。
口コミ評判が良くて、新しい歯医者さんで抜歯しかないならもう抜歯なんだ。
半分、諦めながらも部分入れ歯のことや、インプラントについて調べていたのですが…
やっぱり抜きたくない‼︎
グラグラしてもう抜くしかないと言われた後も
- 虫歯にはなっていない
- 噛めないほど歯がプラプラしている訳ではない
↑歯周病が原因で抜歯と言われても、この状態なら残せる可能性があります‼︎
この2つがどうしても引っかかり、本当に抜歯しかないのか?温存方法はないのか?セカンドオピニオンを頼りたいと思い、探しました。
そして巡り会えたのが、口コミ評価★3.8の古くからある歯医者。
口コミも微妙で設備もレントゲン機械も古かったのですが、「なんとか歯を残しましょう!」と私の1番の希望を叶えるため、寄り添ってくださいました。
ある程度、口コミ評価が良いのも大事ですが、それよりも歯科医ごとのホームページを見て、自分の望みを叶えてくれそうなところを見極めるのが大事だと思います。
セカンドオピニオンを探した方法と歯を残すための治療内容
セカンドオピニオンはネットで探したのですが、私の場合は歯を残したかったので
と検索して、表示された歯医者のホームページに何が書いてあるかを見ました。
ネット検索で口コミ評価が良い歯医者、検索して1番上に表示された歯医者に限らず、各歯医者のホームページを読みました。
そして見つけた「できる限り歯を削らず、歯を残す治療」という言葉。
先生の挨拶文にも「自分の歯で噛むことの大切さ」が書かれていたのを見て、迷わず予約しました。
他院で抜歯と言われているのですが、納得できないところがあったので、こちらでもお話を聞きたいと思って来ました。
当日、セカンドオピニオン先でそう伝え、レントゲン撮影をしてもらったのですが、こちらでは顔の周りをカメラが回る機械ではなく、昔からの口に固いプレートを挟んで重いエプロンをつけての撮影でした。
(固いプレートを口に入れる時、グラついている歯が取れてしまわないか不安はありました。)
結果、「1箇所すっぽり歯茎の骨がなくなっている」と前の歯医者で言われた場所に、「まだ薄っすら骨が残っている」と。
新しいレントゲン機械で真っ黒だったところが薄い白になっていました。
抜いてしまうのは簡単だけど、私はまだ抜く必要はないと思います。
やっぱり、自分の歯が1番だからなんとか残しましょうね。
私も頑張りますから。
もう心の中では先生の手をとって、泣きながら「ありがとうございます‼︎」と言いたい気分でした。
ここから1ヶ月と2週間、通院回数5回で無事に歯を残す事ができたのですが、その治療内容と診察内容をご紹介します。
歯を残すために行った治療方法
【通院1回目】
⚫︎レントゲン撮影と説明
⚫︎全体の歯石取り、クリーニング
⚫︎医療用接着剤で隣の歯と接着し固定
⚫︎噛み合わせ調整
⚫︎歯ぎしり対策マウスピースの案内
⚫︎歯磨き指導
グラついている歯を医療用接着剤で固定し、歯と歯の間にある、食べ物がつまりそうな隙間をふさいでもらいました。
(歯と歯の間に食べ物がつまると、歯周病が悪化するため)
接着剤は永久的ではないので、取れたらまた付け直しだそうです。
保険内で安く歯ぎしり・食いしばり対策のマウスピースを作る事を案内されたのですが、この時すでに枕を変えて歯ぎしり改善したため、作りませんでした。
【通院2回目】*前回から1週間後
⚫︎歯茎と顎の下のリンパが腫れたため抗生物質の処方
【通院3回目】*前回から5日後
⚫︎歯茎が腫れたところの切開
⚫︎前回とは別の抗生物質処方
歯茎の腫れが引かないため、切開で膿を出したのですが、表面麻酔のおかげで痛みが全くなく、その後の痛みもありませんでした。
切開したところが閉じてしまわないように、小さなゴム?のようなものを入れて膿を出し切りました。
(そのゴムのようなものは、飲み込んでしまっても大丈夫なもの)
【通院4回目】*前回から4日後
⚫︎歯茎の腫れが引かず、薬も効かないが痛みがないため様子見(診察のみ)
⚫︎極細の歯間ブラシを使うよう、念押しされる
リンパの腫れは引いたものの、歯茎の腫れは変わらず、抗生物質も効かない、ただし痛みは全くないということで、何もなく様子見。
(ただし、痛みなどが出た場合にはすぐに対応してくれるとの事でした。)
私の歯ぎしりによる歯茎へのダメージが、相当あったようで、なかなか腫れが引かないそうです。
【通院5回目】*前回から2週間後
⚫︎歯茎の腫れがなくなり診察終了
歯茎の腫れもなくなり、歯の固定もできているので、ひとまずこれで終了。
今後は、何もなければ半年に1度の歯石取りでOKとの事。
こうして、本来なら抜歯でなくなっていたであろう私の第二小臼歯を、無事に自分の歯として残してもらう事ができました。
歯医者にセカンドオピニオン(第2の意見)は伝える?伝えない?
最初に「抜歯」と診断された歯医者には、セカンドオピニオンの事を話したの?
いや…なんか気まずさと申し訳なさで、普通に電話でキャンセルしちゃった。
本来、セカンドオピニオンは現在の担当医のもとで治療を受ける事が前提で、
「セカンドオピニオンを聞くこと=転院すること」ではないのだそうです。
つまり私のような場合は↓
- 通院先にセカンドオピニオンを受ける話をしていない
- レントゲンはまた撮り直しでも構わないので新たな歯医者で新たに診断してもらいたかった
- 最初に抜歯と言われた歯医者ではなく、歯を残すと言ってくれた別の歯医者に通いたい
「転院」にあたるんですね。
おそらく理想は、セカンドオピニオンで聞いた歯を残す方法を、初めに抜歯と診断した医師に伝えて、なんとか歯を残せるように進めてもらう事だと思います。
ただ…セカンドオピニオンを頼る事をわざわざ伝えて、ましてや真逆の診断(抜歯しかない・歯を残せるの)だった場合、それを伝えられますか?
「別の歯医者さんではこの方法で歯を残せるそうなのですが、こちらで同じようにできますか?」
「こちらで聞いた歯を残す方法を通っている歯医者さんに伝えて、同じように進めてもらいます!」
…なんだか最初の歯医者にも、セカンドオピニオン先の歯医者にも、どちらにも悪い気がして私は伝えられませんでした。
今でも、最初にお世話になった歯医者に申し訳ないなと思う事があるのですが、救われたのが
患者さんは歯医者さんを選ぶ権利があり、1度通い始めた歯医者さんに行き続ける義務もないため、好きなタイミングで歯医者さんを変えても問題ありません。
ただし、予約をしている場合は無断で歯医者さんを変えてしまうと歯医者さんにご迷惑をかけてしまうので、予約取り消しの連絡をしてから他の歯医者さんを探すようにしましょう。
引用元: WhiteningCafe
という言葉。
きちんと予約キャンセルの連絡をすれば、歯医者さんを変えることは問題ないそうです。
ぜひ納得できる選択をしてください。
歯ぎしり・食いしばりには保険適用でマウスピースを
私が「抜歯しかない」と言われるほど歯周病が悪化してしまった原因は、寝ている時の歯ぎしりと食いしばりにありました。
歯ぎしりと食いしばりは、その人の体重の5~15倍の力がかかると言われています。
体重の5〜15倍ってヤバくない⁈私の場合、最低でもにひゃくななじゅ…(以下省略)。
歯が壊れたり、歯周病を急激に悪化させてしまう原因にもなるので、ぜひマウスピースを検討してください。
保険適用で3割負担であれば、3,000円〜5,000円ほどで作ることができます。
歯間ブラシで約9割の汚れが落ちる!まずは超極細サイズから
画像出典: 楽天市場
丁寧に歯磨きをしても、歯ブラシだけでは約6割しか取り除けず、歯間ブラシを併用することで9割程度の歯垢を取り除くことができるそうです。
歯と歯の間に食べ物がつまっているのを放置はとても良くないので、必ず歯間ブラシを使ってくださいね。
と歯間ブラシ(超極細サイズ)の試供品を頂いて、毎日使うようになったのですが、意外と取れる‼︎
しかも初めて超極細タイプを使ったのですが、使いやすい!
ちゃんと丁寧に磨いているつもりでも、歯と歯の間に少しカスが詰まっている時があるので、虫歯・歯周病対策にぜひ使ってください。
この記事のまとめ
今回、この記事では
- 口コミ評価が良い歯医者=自分にとっても良い歯医者とは限らない
- グラついた歯を「抜歯」→「残せる」可能性も十分にある!
- 歯ぎしり、食いしばり防止のマウスピースは保険適用で約3,000円から作れる
- 歯ブラシ+歯間ブラシで9割汚れを落とせる
についてご紹介しました。
口コミ・評価が良い歯医者で「抜歯しかない」と言われても、それが最善の治療方法とは限りません。
ぜひ後悔のないように、セカンドオピニオンを頼る、もしくは自分の希望に合いそうな歯医者を見つけて頼ってください。
私は「◯◯(地域名)+ 歯医者+温存治療」で検索して見つけて、さらにホームページを読んで決めました。
保険適用のマウスピースや歯間ブラシを使う事で、虫歯や歯周病の悪化による抜歯を防ぐ事ができます。
みなさんどうか、後悔のない選択をしてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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